Title: 低温硬化シリコーンエラストマー
Publication number: JP2019504919A : US2020354525A1
シリコーンエラストマーに関する特許を読みました。対訳をとっていくと、日本語で読んで大枠の理解をしていた時とは違った難しさを感じました。
内容は、低温で硬化するシリコーンエラストマー組成物の製造法と、その複合部品に関するものです。硬化温度を低くしながら硬化速度は落とさず、かつポットライフ(可使時間)を長くするシリコーンエラストマー組成物を製造することです。
硬化したシリコーンエラストマー組成物の応用範囲は広く、”感熱基材の上にオーバーモールドして使用してもよい”とあります。感熱基材は熱によって変形する基材ですが、どのくらいの温度で変形するかの指標の一つがたわみ荷重温度です。
たわみ荷重温度の試験法について詳細や原理、また材料力学などわかっていないと訳出は困難だと思いました。
引用≪≪≪≪≪≪≪≪
[0018]
The heat deflection temperature is achieved
when the specimen deflects to a distance specified in the Standards.
(対訳)熱変形温度は、試料が規格で規定された距離まで撓んだときに達成される。
⇒試験片が規格で規定された撓み(たわみ)量に達したとき、熱変形温度が得られる、という意味か。
As this temperature naturally depends on
この温度は、通常、 ~に依存することから、
the load applied,
かけられる荷重、
the specimen geometry,
試料形状、
the heating rate and
加熱速度、及び
the selected deflection, …(略)
選択された撓み
deflection:ゆがみ、たわみ
◆the selected deflection ⇒ 設定した(所定の)曲げ応力のことか?
材料力学で出てくる荷重たわみや応力について調べると、
かけた荷重(外力)に反する力が内力(internal stress)で、内力は『材料が外力に対して元に戻ろうとする力』であり、
応力は、単位面積辺りの内力のこと。力を断面積で割った値である。
たわみを生じさせる因子は、かけた荷重、試料の形状(厚みや幅)、そして曲げ応力と判断しました。